2010年03月26日(金)
結城城跡公園 [結城散策]
今回は、紬の里のすぐ近くにある『結城城跡公園』をご紹介します。
結城駅の北東の高台に位置する城跡公園は、南北朝動乱時代に築城されたと伝えられる結城城の跡地です。
最初の結城城がいつ,誰によって造られたのか定かではありません。
結城城が歴史の舞台に登場するのは,永享12年 (1440)の結城合戦の時で,この頃(中世)の城は土塁と空堀(からぼり)が特徴です。
結城城は長方形で標高40mの丘陵が利用され,南西面660m,北西面300mで,曲輪は四つで,実城(本丸),中城,東館,西館があって空堀で仕切られ,背後を高い崖に守られ,しかも城の周囲を田川がめぐるという,平城であったが要害堅固な大城だったと考えられます。
結城家は室町時代には関東八家の一つに数えられ、その後、天正19年(1591)には徳川家康の次男秀康を養子として迎え、慶長6年(1601)の越前福井への国替えまで関東の雄として栄えました。
慶長6年(1601)秀康(ひでやす)の越前福井への移封後,幕命により取り壊され,百年後の元禄16年(1703)結城水野氏によって同じ場所に築城されますが,明治維新の廃城令で取り壊されました。
園内には,蕪村の「行く春や むらさきさむる 筑波山」の句碑があります。
―詳 細―
住 所 茨城県結城市本町2486-1
アクセス JR水戸線結城駅から車7分
駐 車 場 あり
Posted by tsumugi at 16時04分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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